「しやくしょ」それはあの世とこの世の境界線

【漫画】死役所のネタバレや感想を書いてます

「死役所」8巻・第36条 母② ネタバレ【だいすきだよ!おかあちゃん】

こんばんは。
ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です。

 

今回も引き続き「死役所」8巻を読んでみました。

 

 

このお話は前回の第35条の続きです。

 

第35条のネタバレはこちらをクリック!

 

第36条「母②」

 

不妊治療を始めてから8年目で
やっと赤ちゃんを授かった荻野夫婦。

 

 

泉水が朝のお弁当の準備をしていると

 

夫が、子どもに付ける

いい名前を思いついたとやって来た!

 

じゃーん!

 

愛愛

 

どうこれ!

 

 

‥あいあいちゃん?

 

 

ララちゃん!

ラブラブでララ!

 

 

泉水は夫のセンスの無さに呆れた。

 

 

そんな時、お腹の痛みを感じる泉水‥

 

 

心配をして病院へ行く?と言う夫に泉水は

 

大丈夫!大丈夫!

 

お母ちゃんは強いんだから!と家の掃除をする。

 


しかし、どうもお腹が痛い。

 

陣痛にしては早すぎる‥

 

 

痛いのを我慢しながら買い物に出かける事にした。

 

 

しかし、さっきより痛みが増してきた気がするのだった‥。

 

泉水がスーパーのベンチで体を休めていると

 

おばちゃん、赤ちゃん大丈夫?

 

と声を掛けてくる小さい女の子がいた。

 

え?うん大丈夫だよ!と答えると

その女の子はお母さんに呼ばれて行ってしまった‥。

 

 

レジで会計をしている最中、

お腹が痛くてうずくまってしまった泉水。

 

周りのお客さんに心配され

救急車を呼んでもらう事に‥。

 

(大丈夫だよね?おチビ‥

昨日も元気に動いてたもんね‥)

 

お腹をさするのだったが‥


泉水は出血してしまった!

 

 

(大丈夫おチビはお母ちゃんに似て強いもんね‥)

 


それから間もなくして救急車で

病院に搬送されるのであった。

 

 

心音ある‥赤ちゃんは生きている。

 

泉水は医師に

 

アタシはいいから、赤ちゃんを助けて‥と
お願いするのであった‥。

 

 

病院に駆けつける夫。

 

 

常位胎盤早期剥離の為

出血がひどく危険な状態です

 

赤ちゃんの心音は徐脈だが確認できていたので

 

これからすぐに帝王切開で取り出すという医師。

 

緊急の場合は母体を優先させますがよろしいですね?

 

 

そう聞かれ困惑する夫‥。

 

 

なぜなら泉水から

自分が死んでも赤ちゃんを全力で護るから!

あとはよろしくね!とお願いされていたから‥。

 

 

しかし、夫は、

 

妻の泉を助けて下さい
医師にお願いするのであった‥。

 

 

 

その頃、「死役所」では‥

 

イシ間が、通りすがりの職員に声をかけられ

 

おくるみに包まれた亡くなった赤ちゃんを
突然手渡される!!

 

悪いけんど、この子「死産課」に連れて行ってくれるかの?

 

 お前さん、子供好きじゃろ?頼んだで。

 

そう言うと、その職員はさっさと行ってしまうのだった!!

 

 

イシ間は渡された赤ちゃんを抱きながら茫然とする‥

 

「死産課」‥ずっと避けて来たのに‥

 

 

おくるみの隙間からは赤ちゃんの
紅葉のような可愛い小さい手が見えていた‥。

 

 

 

その時「死産課」では、研修の一環として

新人のハシ本を連れてシ村が申請書の作成の仕事をしていた。

 

 

「死産課」担当のシン宮さんという中年の女性はシ村に

 

そんな事言って!

あたしに会いにきてくれたんじゃないの?

 

シ村の肩に手をのせ体をしならせる。

 

シ村はいつもの作り笑顔で

 

いえ研修の一環です。

 

と淡々と作業をこなしていた。

 

 

 

シン宮は新人のハシ本くんにも色目を使うのだが‥

 

ハシ本は、固まって返事もしないのだった。

 

 

その時、イシ間がやって来た。

 

 

シン宮にイシ間さんも手伝ってくれる?と言われ

「死産課」の受付の後ろを見ると‥!!

 

 

そこには‥

ベビーベッドの上で、おくるみ(布)を被せられた

何体もの子供の遺体が寝かされていた‥!!

 

 

そこの‥皆、子供かい?

 

イシ間がシン宮に尋ねると

 

そうよぉー!

胎児とか未熟児とか

 

この子達は自分で申請書が書けないからネ

あたし達が代筆してあげなきゃいけないのよ、と言うのだった。

 

 

 

イシ間は嫌そうに

俺が連れて来た子の分しか書かねぇぞと答える‥。

 

 

その赤ちゃんの成仏許可申請書の親の名前の欄には

 

萩原泉水と書いてあった‥!!

 

 

ふっ‥

こんな小さいのに、死んじまうなんて‥

この子らもつらいだろうなぁ‥。

 

 

申請書を書きながら、ため息をつくイシ間にシン宮は

 

 

大丈夫よーォ!

 

どうせこの子達に意思なんてないんだから。
とアッサリ言う。

 

 

意思‥ねぇのか?胎児って‥(イシ間)

 

どうですかね?(シ村)

 

 

脳だって未発達だもの。

あるとすれば本能くらいじゃない?(シン宮)

 

 

今まで無言で仕事をしていたハシ本が

 

でも‥記憶はありますよね?

 

そう言うとシ村が尋ねる‥

 

胎内記憶ですか?

 

そう考えると意思が無いとも限らないのでは‥(ハシ本)

 

 

 

意思か‥俺にもあったのかねぇ‥と
イシ間が自分のろくでもなかった母親の事を思い出す。

 

 

胎児ってーのは

絶対的に母親の事を愛してるもんなのかね?

 

 

シ村は

 

母親が死ねば自分も死ぬ訳ですし

生命維持の意味では絶対的かもしれません

 

愛は理屈ではありませんからねと言うのだった‥。

 

 

意思があって、愛がある‥。

だったら尚更つらいよなぁ‥

 

 

おめぇもちゃんと生まれたかったろうに‥

 

泉水の産むはずだった赤ちゃんを
しみじみと眺めるイシ間がポツリと呟く‥

 

つらいん、だよな‥?

 

 

 

その頃、この世では‥

 

あの時のスーパーに夫がお礼の挨拶をしに来ていた‥。

 

泉水はスーパーの中には入らず
入り口であの時の事を思い出していた‥。

 

 

腹痛に気づいた時

すぐに病院に行ってたらおチビはもしかしたら‥

 

1人で死なせるくらいなら、
一緒に死にたかった‥
と。

 

 

その時、あの時の小さな女の子が
再び声を掛けて来た!?

 

おばちゃん、赤ちゃんどうしたの?と。

 

‥いなくなったんだ‥おばちゃんが悪いんだ。

 

 

赤ちゃんにつらい思いさせちゃって‥

 

それを聞いた女の子は

 

まだいるよ

 

「ありがとう」って言ってる。

 

「たのしかった」って。

 

「お母ちゃんのところにこられてよかった」って言ってるよ!

 

女の子は泉水にそう言って立ち去るのだった‥。

 

 

 

夫が挨拶を済ませ戻ってくると

泉水は泣いていた‥。

 

 

タカ、お、おチビが今‥アタシのところに来て

 

ありがとうって‥。

 

あ、アタシ、産んであげられなかったのに‥!

 

 

 

それでもおチビにとって泉水は

最高のお母ちゃんだよ!と夫が言う。

 

 

 

その頃「死役所」では、おチビを抱くイシ間の顔に安堵の表情が‥。

 

イシ間には赤ちゃん声が聞こえたのだろう‥

 

すこしのあいだだったけど

 

いっしょにいられてうれしかったよ

 

だいすきだよ、おかあちゃん

 

 

おくるみの隙間から見えるおチビの顔が

にっこりとほほ笑んでいるように見えるのだった‥。

 

 

 

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