「しやくしょ」それはあの世とこの世の境界線

【漫画】死役所のネタバレや感想を書いてます

「死役所12巻」第54条かわいそうな人①ネタバレ【お前女なんだから いざとなったら生活なんてどうとでもなるだろ?】

 

今晩は~!ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です(^.^)

 

今日も貴方を不思議な世界にお連れします(⁻ ⅴ ⁻) 

 

待ちに待った12巻発売しましたね! 

 

私なんて無職になった時点で死んでおけば

誰にも迷惑かけずに済んだのに‥

生活保護問題の本質を、はき違えていませんか?

 

 

主人公はこの表紙の女性、比護亜季保さん。 

再就職を諦めなかった生活保護受給者のお話です。

 

 

 

   

第54条かわいそうな人①

 

 亜季保は気管支の病気で仕事を退職し

ハローワークで雇用保険を受給していた。

 

それも今月で終わり‥。

 

すぐに再就職できると思っていたのだが

病気のせいなのかなかなか採用されずにいた。

 

 

亜季保は父親と2人暮らしをしていた。

 

 

父親は年金生活者で、パチンコばかりしていた。

 

 

無職になった亜季保は父親に

半分くらい家賃を払って欲しいと言うと

年金が少ないから無理だと断わられた。

 

 

亜季保は、何度も何度も面接をしては落ち

気持ちがいっぱいいっぱいだった。

 

だから、「お金の面でくらい協力してよ!」と父親に言った。

 

 

しかし父親は‥

 

「でっ、でもさ

お前女なんだから

いざとなったら生活なんてどうとでもなるだろ?」と言う始末。

 

 

亜季保はネットで風俗やピンサロ、デリヘルなどを検索してみるのだが‥

 

 

「無理無理無理!

病気の身で出来る訳もないし‥」

 

とりあえず亜季保は就職までのつなぎに

家にある物をネットのフリマアプリで売ることにした。

 

 

クローゼットに沢山あった服やバックをほとんど売ってもお金が足りない。

 

 

それでも呑気な父親は

「友達にお金借りれないのか?」と言ってきた!?

 

 

「友達だからこそお金なんて借りたらだめ」

と言う亜季保に父親は

 

 

じゃあ‥

 

「生活保護でも受けるか?」と言うのであった。

 

 

そう言われ、亜季保は声を荒げた。

 

「生活保護なんてっ‥

社会の底辺じゃん! 

人の税金で生活すんだよ!?

 私そんなに落ちぶれてない!」

 

 

しかし父親に、年金全部使ってもここの家賃は払えないし

家が無ければ再就職も出来ないだろう?

 

とりあえず話だけ聞きに行けばいいと言われ

亜季保はしぶしぶ市役所へ行く事にした。

 

 

するとそこの職員から

 

「お元気そうにみえますけどねー。

いいとこ住んでいますねー。

あー駄目ですよ生活保護は世帯ごとですから!」

 と言われるのであった。

 

 

しかし亜季保には

 

「やだねー根性の無い奴は。

無職は分相応な場所に住めよ。

ずうずうしい女だな。」

 と言いっているように聞こえた。

 

 

そしてその職員から言われた

「制度に甘えないでもうちょっと頑張って下さいよ」

という言葉が心に突き刺さった。

 

 

病気をせいにして仕事サボって

 

そんな自分棚に上げて

 

お父ちゃんのこと罵って

 

何もしてない

 

何も頑張ってない‥

 

 

 

そんな私にそこまでして

生き続ける価値なんてあるのかな‥

 

と泣くのであった。

 

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このお話は55条へと続きます
55条かわいそうな人②