「しやくしょ」それはあの世とこの世の境界線

【漫画】死役所のネタバレや感想を書いてます

死役所11巻ネタバレ 第51条裁きの先に③【でも‥まさか、それで死んじまうなんて‥】

こんばんは!

ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です。

 

このお話は前回の続きです。 

  

 

 第51条裁きの先に③ ネタバレ

  

2回目の 強姦致傷裁判が開廷した。

 

 

検察官が被害者の女性に質問する。

 

 

トイレにはどのように連れ込まれましたか?

その時何か言葉は発しましたか?

何と言いましたか?

何回言いましたか?

 

 

被害者の女性は質問に答えるのだが

声が小さくて傍聴席まで聞こえなかった‥。

 

 

その時、裁判員1番のあの小太りのおじさんが手を挙げた。

 

 

あのぉ‥ ちょっと声が小さくて聞き取りづらいんですが‥

もう少し大きな声で喋れますか?

 

 

一早は心の中で「またあのおっさんか」‥と思うのだった。

 

 

 

検察官の質問は続いた。

 

服は脱がされましたか?

どのように脱がされましたか?

 

被告人に挿入された時は

どんな気持ちでしたか?

 

 

 

そして休憩を挟んで

今度は弁護人からの反対尋問が始まった。

 

 

あなたはトイレに連れ込まれそうになった時

必死に抵抗しましたか?

 

 

その抵抗は行為が終わるまで

あきらめず続けましたか?

 

 

パンツを脱がされないよう

力を入れましたか?

 

 

 

その質問にイラっとした一早は思わず舌打ちをした。

 

 

弁護人は被告人の味方つっても

この被害者の落ち度を責める尋問は毎度イラつくわ‥と。

 

 

 

弁護人の質問が終わり、質問がある方はいるかと問われると

またあの1番の裁判員のおじさんが声を出した!

 

 

 

そしてその裁判員のおじさんは被害者に質問する。

 

「あなた事件の時被告の男の顔を見ましたか?」と‥。

 

 被害者の女性は「見ました」と答えると

その1番の裁判員のおじさんは

 

 

「男のボクが言うのも何ですけど

ちょっと格好いいなって思いませんでしたか?

 

 

この人なら「まあいいかなー」とかも思いませんでしたか?

 

 

本気で抵抗すれば逃げられたと思うんですよ。

 

 

あっ川原さんが(被告人)医大生っていうのは知ってます?

 

 

医者になるって大変じゃないですか。

 

 

あなたよりずっと若い人がこうして頑張ってるんですよ。

 

 

そんな将来有望な若者を

自分の不注意で潰しちゃうなんてもったいないと思いませんか?」

 

 

ニコニコ笑いながら1番の裁判員はそう言うのであった!?

 

 

 

それを聞いていた一早は憤りを感じた‥

 

 

 

オレが見ている狭い法廷の世界には クソみたいな人間がいくらでもいる 

クソみたいな犯罪者もいれば クソみたいな被害者もいる

 

 

でも世の中には裁かれもしない クソ人間はいっぱい隠れている‥

 

 

 

 

一早は立ち上がり叫んだ!

 

 

そいつは裁かれなきゃいけないだろ!

 

 

裁判官に注意を受けるのだが一早はかまわず続けた。

 

 

被害者は、死ぬほどつらい目にあって

勇気だして警察に出て裁判所に来てんだよ!

 

 

 

あんた正しいよ!

すげー頑張ったよ!

クソみてーなこと言われても負けんな!

あんたは悪くない!

絶対負けんなよおおー!

 

 

 

強制的に退席させられた一早は

裁判所の外でタバコを吸っていた。

 

 

閉廷したのか、一早の目の前を

何食わぬ顔で先ほどの1番の小太りのおじさん裁判員が通り過ぎた。

 

 

その裁判員のおじさんは小脇にカバンを持っていた‥。

 

後ろからじっと見つめる一早。

 

 

そして一早はそのおじさんのカバンをひったくって

バイクで逃走するのであった!? 

 

 

 

一早は、松シゲさんとシ村さんに

ひったくりをした本位を語った。

 

 

あのおじさんのに被害者の気持ちを

味あわせたかったからだと言う。  

 

 

もし裁判になったらあの1番の裁判員に

 

「本気で抵抗すれば鞄なんて盗られませんよ。

おっさんの不注意が原因でしょ!」 って‥

証言台で言ってやりたかったのだと言う。

 

 

でも‥まさかそれで死んじまうなんて‥。

 

 

 シ村さんに

割に合わないことをしてしまいましたね

と嫌味を言われるのであった。  

 

 

松シゲさんは言う。

一早がせっかく反省したのに浮かばれないと。

 

 

しかしシ村さんは

 

過去の罪(高校時代のひったくり)は

水に流したままだど淡々と答えた。

 

 

それに対して松シゲさんは言う。

 

 

あんたのいう事は正論なんだけど‥  

 

そう

愛!

愛がねーんだ!

 

フワ―っとした考えで包んでやるのも必要だよ‥と。

 

 

シ村さんはそれに対して

 

さすが‥「○○の会」信者ですからねぇ

 

そう言うのであった!!?

 

 

 


死役所11巻立読み出来ます!