「しやくしょ」それはあの世とこの世の境界線

【漫画】死役所のネタバレや感想を書いてます

「死役所」4巻 第17条 吊るす者 吊るされる者② ネタバレ【死刑執行のボタンは3つ】

こんばんは!ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です

 

 

「死役所」4巻の第16条吊るす者吊るされる者①
の続きを読みました

 

第17条 吊るすもの 吊るされる者②

 

沼尻の死刑執行の日がやって来た

 

沼尻は最後に死刑執行人の杉に

「ありがとう、人間らしゅう扱ってくれて‥」と、笑顔を見せた

 

 

手錠と目隠しをされ、ロープの垂れ下がった部屋へと連れて行かれるのであった

 

 

そして首に縄を通された時、沼尻は

 

「やめてくんさい!嫌じゃ、死にとおない!


わしが悪かった!謝るけぇ、ちゃんと謝るけぇ!

 

殺さんでくれ‥頼む!」

 

と言って吊るされるのであった‥

 

 

 

執行部屋には3つのボタンがある


執行人の誰が押したか分からないようになっている

 

その理由は、執行官の精神的負担を軽減させるためだという

 

 

 

その後、拘置所の運動の時間に杉は、生前のシ村に話しかけられる

 

「先日は死刑執行お疲れ様でした。被害者遺族はきっと喜んでいるでしょうね。

それであなたはどうでしたか?

被害者遺族の無念を晴らした事を誇りに思いますか?」と

 

 

すると杉は「僕はやりたくなかった。何で僕だったんだ!

僕はあいつを憎んでいなかった。憎んでいたのは被害者遺族じゃないか!

憎む者がやればいい、関係ない人間を巻き込むなよ!

僕は殺したくなかった。憎むだけ憎んで最後は人任せなんて」と

 

 

それを聞いたシ村は

「あなたは刑務官には向いていないと思いますよ」と言った

 

 

その言葉に影響されたのか、杉は1年後に刑務官を辞めた

 

数年後、杉はシ村の死刑執行を新聞の記事で知るのであった

 

 

シ村がどんな罪を犯して死刑囚になったのか、杉もよく知らなかった

 

生前のシ村は、いつも本当の自分を隠しているような男だった気がすると

 

 

杉は「死役所」で、自分が死刑を執行した死刑囚の沼尻が

懸命に仕事をしている姿を見かけた

 

そして 「成仏の扉」へと歩いて行った

 

 

「死役所」4巻の最初のページはここをクリックすると
立読みする事が出来ます

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執行人という仕事をしている人の
複雑な心の中を垣間見れるお話でした