「しやくしょ」それはあの世とこの世の境界線

【漫画】死役所のネタバレや感想を書いてます

「死役所12巻」第57条 夜ノ目町爆弾事件①ネタバレ【冤罪‥ですか?】

今晩は~!ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です(^.^)

 

今日も貴方を不思議な世界にお連れします(⁻ ⅴ ⁻) 

 

待ちに待った12巻発売しましたね! 

 

このお話は実家の牛乳配達を手伝っていた男が

爆弾事件の犯人にされてしまったお話です。

 

   

 

第57条 夜ノ目町爆弾事件①

 

金子行亮(かねこいくあき)という若い男は

実家の仕事を手伝い牛乳配達をしていた。

 

 

しかし、あまりやる気が無いようで

父親から注意をされていた。

 

 

そんな時、警察官がやって来て行亮 に

17日の夜、ケンカして相手に怪我をさせただろ?と

署まで同行するよう命じた。

 

 

行亮はケンカをしたことを謝った。

 

そして警察は、近所でおきた

爆発事件の事を知っているかと聞いてきた。

 

 

そして

「お前がやったんじゃろうお前がやったんじゃ!」

と一方的に行亮を犯人扱いした。

 

 

「知らん。ワイはやっとらん」

そう行亮は言うのに警察は

 

事件の前の日に被害者宅の家へ牛乳配達していた事を指摘し

 犯人だと決めつけ、家に帰さなかった。

 

 

そして警察は行亮の家族の事を言い始めた。

 

父親や姉、妹も早く罪を認めろと言っていると。

 

そして兄さんも‥と言うと

行亮はピクッと反応した。

 

 兄が

「やったことは仕方ないんだから

早く罪を認めてほしい

お前には生きていてほしい」

と言っていたというのだ。

 

それでも行亮はやっていないと

容疑を否認し続けた。

 

 

しかし、ある日行亮は

 

「ワイが、やりました」と、自供した。

 

 

 

そして裁判所で行亮は自供をし始めた‥

 

  

 

金子は家業の牛乳配達をする前工場で仕事をしていたのだが

 

 短気な性格もあって、少し馬鹿にされただけでカッとなり

 

何度も工場でケンカをし工場の仕事を辞めていた。

 

 

 

その後、2ケ月、仕事もせずに家でプラプラとしていたが

 

父親から働くように言われ渋々牛乳配達を手伝い始めた。

 

 

 

渋々やっているから楽しいわけが無かった。

 

 

だから、配達が遅れる事もよくあったという。

 

 

そんな時、被害者の鈴原さんから

 

「真面目に仕事せぇ」と注意を受けた。

 

 

 その言葉に腹が立った行亮は

 

殺しちゃろう

と考えた‥。

 

 

 

工業高校出身で知識があった行亮は

茶筒爆弾を作り、被害者の玄関先に爆弾を置いたという。

 

 

 

そして、鈴原さんは爆発に巻き込まれて亡くなった。

 

 

 

行亮の判決が言い渡された。

 

 

無期懲役

 

 

 長い服役を終え、行亮は仮釈放となり

兄と2人で酒を酌み交わすのであった。

 

 

  

そんなある日、行亮は「死役所」へやって来た‥

 

 

 

シ村さんが手続きを行った。

 

 

 

金子は肺炎で亡くなったようだ。

 

 

 

シ村さんがPCで金子のデーターを検索し

つぶやく‥

 

 

「冤罪‥ですか?」‥と!?

 

 

行亮は生前、どうして自分が犯人だと言ったのか?

 

誰をかばったのか‥。

 

 

このお話は58条に続きます。

 

 

  「死役所12巻」無料で立読みはこちら

「死役所」第61条が載ってない!?月刊コミックバンチ1月号発売しましたね!

今晩は~!ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です(^.^)

 


月刊コミックバンチ1月号が発売されましたね!

 

 

しかし‥

 

12月号には「死役所」の第61条が載って‥

 

いません!?

 

 

 書店で立読みしたけど掲載されていませんでした!

 

 

楽しみに待ってたのに~!!

 

残念!

 

‥という事で次回12月21日発売の2月号に

「死役所」は持ち越しのようです。

 

 

2月号では引き続き、シ村さんと奥さんになる幸子さんの話が続くようで

二人の間には子供が生まれるようです。

 

 

そして番外編も掲載されるようですよ!
 

 

 「死役所」は掲載されていませんが
1月号の立読みをしたい人はココをクリックどうぞ!(^^)/
  ↓  ↓  ↓
月刊コミックバンチ1月号

「死役所12巻」第56条 シ村さん・ハヤシくんの迷言&「死役所」の不思議【最後の記憶が殺されてる瞬間なんて、悲しいじゃないすか】

今晩は~!
ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です(^^ゞ

 

今回も、シ村さんの突っ込み処満載の

心に残る迷言?をご紹介します!

   

 第56条 おててつないで

 

 このお話は、言葉をまだ上手に話せない幼い子供のお話です。

 

「死役所」の不思議

「病死課」は4階にあるらしい。

 

 

お客様の椅子は普通の椅子だが、

職員の椅子は、キャスターが付いていて回転出来る。

 

1コマだけ突如としてハシ本くんの座っている椅子に

無かったはずのひじ掛け部分が??(よーく見ると見つかります(笑))

 

 

 

シ村さん&ハヤシくんの迷言!?

 

ハヤシ 「シ村さんて、童(子供)にも敬語なんすね」 

シ村 「年齢関係なくお客様は仏様ですので」

 

 

シ村 「しかし、あんな小さな子をよく殺せますねぇ」

ハヤシ 「‥どう答えたらいいのかわかんないんすけど‥」

 

 

 

シ村 「ハヤシさんが殺人を犯していなかったら今頃どうされていたでしょうねぇ」

 

ハヤシ 「俺も相手も今生きてたら‥?

あいつらのことは不幸しか願えない。

俺はずっと信じてた人間に裏切られてそれが許せなくて殺したんです。

何なら他の人に殺されて欲しい。

とにかく無茶苦茶不幸になっててほしいす。

そうじゃないと、割りに合わない‥

シ村さんだって同じ立場だったらそう思いませんか?」

 

 

シ村 「そうですねハヤシさん、お気持ち大変良くわかります。

とでも言ってほしいですか?

 

 

 

 

殺された潤矢君の許可書が出来るまで遊ぼうというハヤシの気持ちは?

 

「出来れば、成仏するギリギリまで遊んでいたいす。

 

最後の記憶が殺されてる瞬間なんて、悲しいじゃないすか。」

 

 

それを聞いたシ村さんは近くにいたハシ本くんに

 

「ハヤシさんなりの償いなのかもしれませんね」というのであった。

 

 

ハヤシさんは罪を反省する為に自分と向き合い、考えていると。

「死役所12巻」第56条 おててつないでネタバレ【しかしあんな小さな子をよく殺せますよねぇ】

今晩は~!ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です(^.^)

 

今日も貴方を不思議な世界にお連れします(⁻ ⅴ ⁻) 

 

 

このお話はまだ喋る事も出来ないような小さな子供のお話です。

 

  

 第56条 おててつないで

 

ハヤシくんが担当する「生活事故死課」にシ村さんが

『こうせいももこ』という名前の小さな女の子を連れて来た。

 

 

まだ自分ではうまく喋れない位の幼い子供で

死因がわからず連れて来たという。

 

 

ハヤシくんがパソコンで死因を調べるのだが

「生活事故死課」ではないらしい。

 

 

2人は色々な課を回るのだが見つからない。

 

 

ニシ川さんが担当している「自殺課」に行った時

 

ももちゃんが椅子に座りたがり、

くるくると椅子を回してあげた時、足が机にぶつかり

ももちゃんは泣き出した!

 

 

しかし死ぬと痛みは感じないはず‥!?

 

 

ハヤシくんがオムツが濡れているのかもと見てみると‥

 

 

!?

 

 

チンコがついていた!

 

 

「え?ももこちゃん

ももこちゃんですよね?

最近は男にも”子”ってつけるんすか?」

ハヤシくんが訊ねた。

 

 

ニシ川さんは喋れないのに

どうやって名前を知ったのかシ村さんに訊ねる。

 

すると、靴下に書いてあったと言う。

 

 

しかし、調べてみると

上着には『なかのゆずは』

肌着には『さかいゆうた』

ズボンには『ふくはらじゅんや』と書いてあった。

 

 

もう一度自分の課(生活事故死課)で調べてみましょうかと言うハヤシくん。

 

 

しかしシ村さんは「いえ」と断った。

 

 

なぜなら

 

その子の肌着の下はアザだらけだった‥。

 

 

本名は『福原潤矢』くん。

「他殺課」にカルテはあった。

 

 

潤矢くんは母親の再婚相手の継父に

家でうるさくしたのを怒られ号泣し

泣き止ませる為に顔にクッションを押し当てられ殺害されたのだった。

 

 

 

「しかしあんな小さな子をよく殺せますよねぇ」

 

とシ村さんがポツリと言うとハヤシくんは

 

「どう答えていいのか分からないんすけど‥」と言うのであった‥。

 

ハヤシくんは自分が犯した過去を思い出していた。

 

 

「死役所12巻」数ページだけ無料で立読みはこちら

「死役所・死産課」職員 シン宮さんのプロフィール

 今晩は~!
ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です(^^)

 

今回は「死役所」の「死産課」の職員

シン宮 加代さんの紹介です。

 

長い髪を頭の上で一つ結びにし、

アイライン・マスカラでお化粧バッチリの

ぽっちゃり系で胸の大きい50代位の中年の女性で 

マニキュア、イヤリング、ネックレスもしています。

 

 

男性職員を見つけると甘い声を出して

グイグイと寄って来るお色気タイプのシン宮さんに男性陣はタジタジな様子。

 

 

 8巻・第36条「母②」で初登場し

 

12巻・第54条 「かわいそうな人①」では 

ハヤシくんを見つけたシン宮さんは

 

「もっと「死産課」にも遊びに来てよォ~」とグイグイと迫って来た。

 

 

困ったハヤシくんは、用もないのに近くにいたニシ川に手を振り

「あっ ニシ川さんども~」と言って逃げ去った。



 ハヤシくんに逃げられたシン宮さんは

「チッ!あのクソ女」と言う。

 

 

それを見ていたシ村さんに

「シン宮さん、落ち着いて下さい」

と言われシン宮さんは

 

 

「やだっ、シ村さん聞いてたのォ?

かわいいわよネハヤシくん♡

赤ちゃんを殺したなんて信じらんない」と答えた。

 

 

 

「お詳しいんですねぇ」とシ村さんに言われたシン宮さんは

 

 

「うん、いい男の申請書はチェック済みなの

 

もちろんシ村さんのもチェック済みよ♡」

と答えるのであった。

 

 

シ村さんは「‥そうですか」といつものニンマリ顔で答えるのだが‥。

 

「死役所」には個人情報保護法というものは無いのだろうか‥??

 

 


僕はいつも電子書籍でマンガを読んでいます
特にebookjapanが気に入っています

 

なぜなら、一度購入したマンガは登録解除しない限り
ずーっと保存して読むことが出来るからです

登録料や、月会費等も無料なので
安心して利用する事が出来ます


登録方法がこちらにまとめてありますので
クリックをどうぞ
  👇
マンガ読むならebookjapan

 

 

それでは今夜も楽しいマンガライフを~!

「死役所12巻」第54・55条 シ村さんの迷言&「死役所」の不思議【死ぬのは簡単なのに生きるのって難しいすね】

今晩は~!
ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です(^^ゞ

 

 

今回も、シ村さんの突っ込み処満載の

心に残る迷言?をご紹介します!

   

 第54・55条 かわいそうな人①②

 

 このお話は、病気で仕事を辞めその後生活保護を受け暮らしていた女性のお話です。

 

シ村さんの迷言!?

 

別に恥ずかしいことじゃないですよ

無職の人なんてー‥

 

生活保護も恥じる必要はありませんよ。

 

 

しかし亜季保はこう答えた。

 

恥ずかしいですよ

人様の税金で生活して

病院に言って薬かって

 

私なんて無職になった時点で死んでおけば

誰にも迷惑かけずに済んだのに‥

 

 

それに対してシ村さんが言った言葉は‥

 

生活保護受給者は皆

死んだ方がいいということですか?

 

 

 

 

生活事故死課職員

ハヤシ君の迷言!?

 

死ぬのは簡単なのに

生きるのって難しいすね

 

 

 

「死役所」の不思議

 

毎度ながら思うのだが、シ村さんは

「総合案内係」なのにいつもお客様を案内するだけじゃなく

一緒にお客様の話を聞いている。

 

 

シ村さんが席を外している時、

彷徨える魂のお客様を誰が案内しているのだろう?

 

 

「総合案内係」はシ村さんの他にもいる??

 

 

 

  

 

このお話の主人公の亜季保は残念ながら死んでしまったけれど

 

 

うつ病‥生活保護を受け

 

自殺をしても死ねなかった人が

 

生活保護から抜け出し

 

「再生」するまでの記録が書かれている実話の書籍があります。

 

 

小林エリコ著

「この地獄を生きるのだ」

 

 

この本の一説に

 

生活保護を受けているうしろめたさから

娯楽を楽しむ事が出来なくなったのだ。

 

 

勇気を出して友人に会っても、

友人の納めた税金で生活していることで罪悪感が湧いてしまい

申し訳なさで頭がいっぱいになり、

だんだん人にあうことを自分からやめていった。

 

 

自分の中に恥の感情が膿のように溜まっていき、

排出されることもなく、私の身体を蝕んでいった。

 

ひとりぼっちで生きていたくない。

 

今度こそ死のう。

 

そうして彼女は苦しみから逃れる為に

薬を大量に飲んで自殺を図る‥

 

しかし友人に発見され一命を取り止める。

 

 

今度こそ死ねると思っていた

 

けれど死ねなかった。

 

 

彼女は

「また生きなければならない」

という虚無感に浸ったと言う。

 

 

 

そんな未来の見えない絶望の中

 

ふたたび巡り合った「漫画の編集」という仕事で彼女は

 

運命を拓こうとする「再生」するまでの記録です。

 

 

 

「生きづらさ」を感じる多くの方に読んで頂きたい一冊です。

 

この地獄を生きるのだ

※文字をクリックすると試し読み出来ます。

 

 

そして彼女の編集時代を描いた

特別版コミック『女編集者残酷物語』

0円で読む事が出来ます!

⇩ ⇩ ⇩

  女編集者残酷物語

「死役所12巻」第55条かわいそうな人②ネタバレ【早く抜け出さなきゃ、こんな地獄】

今晩は~!ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です(^.^)

 

今日も貴方を不思議な世界にお連れします(⁻ ⅴ ⁻) 

 

このお話は54条の続きです。

 

  

 第55条かわいそうな人②

 

 亜季保は病気が悪化し、家で寝ていた。

 

そんな亜季保を家に残し出かけると言う父親は

ニコニコしながら言った。

 

 

よかっただろ生活保護受けといて

 

 

亜季保は以前父親からこんなことを言われていた。

 

 

「働けるなら働けばいいさ

 

でも病気なんだから仕方がないだろ

 

困ってる人がいたら助ける

 

お前は今まで働いてきた分堂々と助けてもらえばいいんだよ」と。

 

 

 

父親がしばらくして帰って来た。

 

 

焼き鳥を買って帰って来た事を亜季保は

また無駄使いをしていると思うのだった。

 

 

そして薬局から貰って来た大量の薬を見つけ

父親にドラックストアで買ってくればいいのにと怒った。

 

 

生活保護受給者はタダで薬が貰えるんだから

わざわざドラッグストアなんて行く必要がないだろと言う父親に対して亜季保は

 

 

世間の目を気にして

無駄に病院に行っているって思われる事が嫌だった。

 

 

 

生活保護を受けている事を恥ずかしい事だと思っている亜季保は

病院にほとんど行っていなかった。

 

 

市役所へ手続きをしに行った時

発作が起き、咳き込む亜季保を見た職員に

 

 

治す気あるんですか?

 

あなた、病気で働けないから生活保護を受給してるんですよ?

 

その自覚あります?

 

 

まずはちゃんと病院に行って治してから就労してください!

 

わかりました?

 

と冷たく言われてしまうのだった‥。

 

 

 

 

亜季保は早く抜け出さなきゃ、こんな地獄

 

早く 早く病気直して就職して普通の生活に戻ろうと

就活するのだが‥。

 

 

 

次の受給日の日、就職は決まらず病気も改善しない亜季保は

疲れ切ってソファーで横になっていた。

 

 

 

心配した父親が市役所へ一緒について行くことにした。

 

 

担当者が変わり、新しい職員さんは

優しそうな年配の女性になった。

 

 

その職員は、亜季保に

 

病気になる前はきちんと仕事をしていらっしゃっいますからきっと大丈夫ですよ。

 

 

「ハリーポッター」読んだ事あります?

作者の方は以前、生活保護を受けていたんですよ。

 

 

国の制度に助けられ

そして今、莫大な税金を納めているんです。

 

 

そんな人がいると生活保護も悪くないって思いませんか?

 

と言うのであった。

 

 

 

 その夜、お風呂に入り湯船に浸かり

ウトウトとしてしまう亜季保‥。

 

 

目を覚ますとそこは

お風呂場ではなく

 

 

 

死役所だった‥。

 

 

その頃父親は

 

亜季保、今日は長風呂だな?

 

そう思うだけで 、机の上に置いてあった1,000円を見つけ 

いつもちゃんとした食事をしていない亜季保の事を思い

 

 

 

待ってろよ亜季保

おれが増やして肉買ってきてやっからな!

 

ちゃんと栄養とって元気に仕事出来るといいな‥と、

 

 

父親は、その1000円を掴み、

いそいそとパチンコ屋へ出かけてしまうのであった‥。

 

 

この思いは娘に届く事はないのに。

 

 

「死役所12巻」無料で立読みはこちら

「死役所12巻」第54条かわいそうな人①ネタバレ【お前女なんだから いざとなったら生活なんてどうとでもなるだろ?】

 

今晩は~!ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です(^.^)

 

今日も貴方を不思議な世界にお連れします(⁻ ⅴ ⁻) 

 

待ちに待った12巻発売しましたね! 

 

私なんて無職になった時点で死んでおけば

誰にも迷惑かけずに済んだのに‥

生活保護問題の本質を、はき違えていませんか?

 

 

主人公はこの表紙の女性、比護亜季保さん。 

再就職を諦めなかった生活保護受給者のお話です。

 

 

 

   

第54条かわいそうな人①

 

 亜季保は気管支の病気で仕事を退職し

ハローワークで雇用保険を受給していた。

 

それも今月で終わり‥。

 

すぐに再就職できると思っていたのだが

病気のせいなのかなかなか採用されずにいた。

 

 

亜季保は父親と2人暮らしをしていた。

 

 

父親は年金生活者で、パチンコばかりしていた。

 

 

無職になった亜季保は父親に

半分くらい家賃を払って欲しいと言うと

年金が少ないから無理だと断わられた。

 

 

亜季保は、何度も何度も面接をしては落ち

気持ちがいっぱいいっぱいだった。

 

だから、「お金の面でくらい協力してよ!」と父親に言った。

 

 

しかし父親は‥

 

「でっ、でもさ

お前女なんだから

いざとなったら生活なんてどうとでもなるだろ?」と言う始末。

 

 

亜季保はネットで風俗やピンサロ、デリヘルなどを検索してみるのだが‥

 

 

「無理無理無理!

病気の身で出来る訳もないし‥」

 

とりあえず亜季保は就職までのつなぎに

家にある物をネットのフリマアプリで売ることにした。

 

 

クローゼットに沢山あった服やバックをほとんど売ってもお金が足りない。

 

 

それでも呑気な父親は

「友達にお金借りれないのか?」と言ってきた!?

 

 

「友達だからこそお金なんて借りたらだめ」

と言う亜季保に父親は

 

 

じゃあ‥

 

「生活保護でも受けるか?」と言うのであった。

 

 

そう言われ、亜季保は声を荒げた。

 

「生活保護なんてっ‥

社会の底辺じゃん! 

人の税金で生活すんだよ!?

 私そんなに落ちぶれてない!」

 

 

しかし父親に、年金全部使ってもここの家賃は払えないし

家が無ければ再就職も出来ないだろう?

 

とりあえず話だけ聞きに行けばいいと言われ

亜季保はしぶしぶ市役所へ行く事にした。

 

 

するとそこの職員から

 

「お元気そうにみえますけどねー。

いいとこ住んでいますねー。

あー駄目ですよ生活保護は世帯ごとですから!」

 と言われるのであった。

 

 

しかし亜季保には

 

「やだねー根性の無い奴は。

無職は分相応な場所に住めよ。

ずうずうしい女だな。」

 と言いっているように聞こえた。

 

 

そしてその職員から言われた

「制度に甘えないでもうちょっと頑張って下さいよ」

という言葉が心に突き刺さった。

 

 

病気をせいにして仕事サボって

 

そんな自分棚に上げて

 

お父ちゃんのこと罵って

 

何もしてない

 

何も頑張ってない‥

 

 

 

そんな私にそこまでして

生き続ける価値なんてあるのかな‥

 

と泣くのであった。

 

「死役所12巻」無料でチョットだけ立読みはこちら

 

 

このお話は55条へと続きます
55条かわいそうな人②

死役所12巻発売しましたね!今ならまるまる1~3巻立読み出来ます!4・5巻も立読み増量中~!

今晩は~!ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です(^.^)

 

「死役所」12巻が発売されましたね!

  

 

それを記念して電子書籍のebookjapanでは

2018年11月9日~26日まで

1巻から3巻まで全ページ無料で読む事が出来ます!

 

そして4巻も最初の話、

第16条『吊るすもの吊るされるもの①』が全ページ

 

5巻も最初の話、

第21条『林晴也①』が全ページ無料で読めます!

 

 

こんなチャンスはめったにないのでこの期間に是非読んでみて下さい!

 

こちらをクリックすると読めます。

今だけ無料で読めるキャンペーン実施中!

 

 

「死役所10巻」番外編 よりよい社会を目指して※完全無料で読めます!【死ぬ事で良いことは、死を恐れる必要が無くなる事】

今晩は~!
ホラー大好き、でも怖いの苦手な零です(^^ゞ

 

今回も、このマンガのキーパーソン

シ村さんの突っ込み処満載の心に残る迷言?をご紹介します!

 

「死役所10巻」番外編 よりよい社会を目指して

 

コミックバンチWebで

全ページ無料で立ち読みが出来ますよ!

 ⇓ ⇓ 
「死役所10巻」番外編

 

10巻・番外編 よりよい社会を目指して

 

  このお話は、身勝手な正義の犠牲となった凡庸は人々のお話です。

 

「死役所」の不思議

死役所はあくまでお客様が成仏の手続きをする為の場所。

 

犯人を裁くことも出来ないし

 

もちろん家族と話も出来ない。

 

村さんの迷言!?

随分ひどいことをしたようですねぇ。

憎まれていない自信がこれでもおありですか?

 

いじめをした側は自覚が無いことが多いですからねぇ。

 

された側はいつまでも忘れないことが多いですよ。
 

 

 

死ぬことでよいこともありますよ。

 

たとえば死を恐れる必要がなくなる。

 

 

なんとも不思議なあの世の世界‥

あなたもちょっと覗いてみませんか?